仮想通貨をはじめるには
最近話題の仮想通貨ですが、ニュースなどでもその乱高下ぶりが取り沙汰され、安易に手を出し難い印象を持っている人も少なくないのではないでしょうか。どうしても、株などと比較して損が出やすい仮想通貨は堅実主義の人には敬遠されがちです。
しかし、始めたばかりの初心者が、わずか数十万円を億単位の金額にしたなどと聞くと、お小遣いで試しにやってみようかな?と、思う人もいるのではないでしょうか。
仮想通貨を始めるのは株やFXと違って初心者でも簡単です。下記の手順でだれでも簡単に始められます。
ウォレット(財布)を作る
仮想通貨を保管する仮想の財布というところでしょうか。ウォレットにも様々な種類があります。
- 取引所のウォレット—取引所にそのまま預けておく。
- ウェブウォレット—ウェブ上のウォレットに仮想通貨を移動させて管理する。
- ソフトウェアウォレット—パソコンやスマホにウォレットソフトをダウンロードして管理する。
- ハードウェアウォレット—小さな端末に秘密鍵を保管して管理する。
取引所の口座を作る
口座を開設して日本円を入金します。口座開設は無料です。金額は数千円から大丈夫です。様々な取引所がありますので、自分の好きな取引所で口座を開設しましょう。口座は複数開設して、リスクを分散させるのが一般的になっています。
取引所や販売所で仮想通貨を購入する
いよいよ仮想通貨を購入するのですが、ビットコインは仮想通貨の基軸通貨となっており、ビットコイン以外の仮想通貨をアルトコインと呼びます。アルトコインは現在では千種類を超えています。
また、勘違いしやすいのは、ニュースなどで、ビットコインの価値が200万円を超えたというような報道があったと思いますが、ビットコインの価値が200万円だからといって、最低投資額が200万円からではないということです。
ビットコインは0.001BTC(ビットコイン)から購入可能なので、この場合2,000円から購入可能ということになります。
仮想通貨のリスク
一攫千金が狙える仮想通貨ですが、当然いいことばかりではありません。大金が動くので、それを狙う悪い輩はセキュリティの隙を虎視眈々と狙っています。また、価格が変動しますので、得する場合があるように、損することも当然あります。
価格変動リスク
仮想通貨は現在では、投資目的で購入する人がほとんどです。ご存知の通り、価格の浮き沈みが激しいので、昨日まで昇り調子だったビットコインの価格が一晩で半分以下にということもありえます。
ビットコイン消失リスク
2014年のマウントゴックス事件や記憶に新しいコインチェック事件のように、ハッカーの手によって仮想通貨が盗まれ、ある日突然ビットコインが消失することがありました。一部では内部の犯行説まであったり、その真相が分かり難いので、補償の問題も取り扱いが難しい場合が多いようです。
ビットコインに絡んだ怪しい話
バブル時代もそうでしたが、「必ず儲かる」とか、「高配当」などと甘い言葉で、勧誘や詐欺を働く人たちがいることも事実です。
ビットコインに関しては数千種類ものアルトコインがあり、どれを選択するか迷っている人に「必ず儲かるコインの情報がある」などと囁き、情報料や手数料などを搾取する詐欺があるようです。
仮想通貨を守る
仮想通貨を守るにはセキュリティの高いウォレットが必要です。本記事の最初の方でもウォレットについて簡単に説明していますが、あなたの財産である仮想通貨を守るウォレットですので、もっと掘り下げて説明します。
取引所には、売買する予定の金額しか置かない
始めたばかりの初心者はついつい取引所に置いたままにしやすいものです。しかし、取引所に最低限の金額しか残さないのは、基本中の基本です。リスクのところで記述したように、取引所にはハッキングリスクや倒産リスクがあるからです。売買に使わない余剰金は速やかに他のウォレットに移しておきましょう。
ウェブウォレットはおすすめできない
どこからでも取り出せるウェブウォレットは便利ですが、デメリットが大きいのです。例えば、モナコイン用のウェブウォレットに間違えて、イーサリアムを移動してしまったりすると、移動させるはずだったイーサリアムは消えてしまいます。
ウェブウォレットは基本的に一種類のコインしか入れられません。送金する時のアドレス間違い等のような凡ミスが、せっかく稼いだ資産を泡と消してしまうかも知れません。
また、こちらもハッキングリスクが高く、偽者の詐欺用ウォレットが堂々とアップルストアにアップされていたなんていうこともあります。取引所に置いたままにする場合と比較しても大した差はありません。むしろ、取引所の方が保険に入っている分だけ安心かもしれません。
ソフトウェアウォレットがおすすめ
自分のパソコンやスマートフォンにソフトウェアをダウンロードして、秘密鍵で管理するウォレットです。秘密鍵の情報を第三者のサーバーに送らないため、自身のパソコンやスマートフォンがハッキングされたり、ウイルスを送り込まれない限りは安心です。
また、通貨によっては、ソフトウェアウォレットに入れておくとマイニング報酬を得られるものもあります。
私はハードウェアウォレットを使っていません
他のウォレットと比較して、最もセキュリティの高いウォレットなのですが、対応する通貨が少ないことと、一つ当たりの価格が高い(1万円〜2万円)という理由で使っていません。私の仮想通貨が驚くような金額に増えたら使うと思いますが、いまのところその必要はなさそうです。
取引所はどこがいいか
どの取引所にもメリットがあって、メリットに合った使い分けが理想的です。国内にも様々な取引所がありますので、詳しくは自身で調べていただくとして、ここでは、有名どころの「Zaif」、「bit Flyer」、「bit bank」について説明します。
Zaif
Zaifは独自のトークンエコノミーという企画があり、全ての仮想通貨が「板」で売買できます。そして、何と言っても、Zaifの特徴は取引所の利用者同士で取引を行うので、手数料が安いことです。
また、ビットコインの場合は、取引手数料が-0.01%のため、購入すると手数料が得られる仕組みです。さらに、ドル・コスト平均法という投資の方法で毎月仮想通貨を積み立てできる「コイン積み立てサービス」もあり、千円からの積み立てが可能です。
取り扱い通貨は
- ビットコイン
- ビットコインキャッシュ
- イーサリアム
- モナコイン
- ネム
トークンは
- ZAIF
- XCP
- FSCC
- BCY
- PEPECASH
- SJCX
- CICC
- NCXC
bit Flyer
日本国内では、最も資金力の大きな取引所です。大手企業が出資をしているため、その資金力は大きく、セキュリティ対策も万全です。また、スマートフォンのアプリで取引所が利用できるため、スマートフォンで手軽に取引したい人たちに人気です。
取り扱い通貨は
- ビットコイン
- ビットコインキャッシュ
- イーサリアム
- イーサリアムクラシック
- モナコイン
- ライトコイン
bit bank
Zaif同様に「板」による取引があります。ただし、Zaifでは扱っていないリップルとライトコインの取引所がありまので、これらのアルトコインを取引したい人におすすめの取引所です。bit bankの一番のメリットは様々なアルトコインが安く購入できることです。
取り扱い通貨は
- ビットコイン
- ビットコインキャッシュ
- イーサリアム
- ライトコイン
- リップル
- モナコイン
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