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ビットコインは本当に安全?従来の電子マネーとココが違う!

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2022.04.15

ビットコインはそれまでの電子マネーではない

ビットコインは、電子決済システムとして開発された暗号通貨のことです。仮想通貨として名前を知られていますが、元々は高度な暗号技術を用いて世界の電子決済システムを改革しようという試みの下で開発されました。同じように電子決済を行う手段としては、電子マネーが既に存在しています。

例えば、インターネット上でショッピングをする際には現金を支払わずにネット上で扱うことが可能なポイントなどを利用することがありますよね。これは、電子決済をスムーズに行うために提供されているサービスです。しかし、根本的にこれらの電子マネーと比較して仮想通貨には大きな違いがあります。

  • 仮想通貨…ブロックチェーンを使っている
  • 電子マネー…ブロックチェーンは使っていない

従来型の電子マネーも、電子決済をスムーズに行うために開発されたものに違いはありません。しかし、そこにビットコインで使われているようなブロックチェーンという技術は用いられていません。そのため、正式な定義上でも仮想通貨と電子マネーは同一のカテゴリーに分類されるサービスではないと考えられています。

ビットコインは、こうした高度なブロックチェーンという技術を利用して開発された世界で最初の仮想通貨として流通しています。

電子マネーとP2P電子マネーシステムの違い

ビットコインは、P2P電子マネーシステムと呼ばれる仮想通貨です。P2Pというのは、中央のサーバーを持たずに管理されているネットワークそのもののことを意味します。

例えば、電子マネーで決済を行う際にはそのシステムをどこに置けば良いでしょうか。これは、データの管理を行うサーバーですね。サーバーは、WEBで情報のやり取りを行うために必要不可欠な媒体です。多くのユーザーがインターネットを自由に閲覧することができるのも、サーバーでサイトやシステムに必要な情報を管理することができるからです。

サイト上部には、httpから始まる文字列が並んでいますよね。この中には、それぞれのサイトを識別するためのドメインというものも含まれています。ドメインは、それぞれのユーザーに対して与えられたWEB上の住所のようなもので、これがないとインターネットの世界では自由にサイトで情報を提供することができなくなります。

こうした便利なシステムを管理しているのがサーバーです。サーバーに保管されたデータは管理者の自由な意思で提供することができるため、システムを管理する際にも非常に重要な役割を果たしています。ですから、こうした電子マネーは一般的にサーバー管理型の電子マネーと呼ばれています。サーバー管理型であれば、中央集権的にシステムを管理できるためメンテナンスがしやすいという利点もあります。

サーバー管理型の落とし穴と仮想通貨の安全性

しかし、こうした便利な決済が可能になるサーバー管理型の電子マネーにも、実は大きな落とし穴が一つだけあります。それは、セキュリティの問題です。サーバーでシステムを管理するということは、外部からサーバーをハッキングされてしまうとそのシステムが全てダウンしてしまうことを意味します。仮に、多くの電子マネーがサーバーの中で管理されている場合には、その電子マネーが悪質なハッカーによって外部に持ち出されてしまう可能性があるわけです。

サーバー管理型である限りは、必ずサーバーへの攻撃というリスクが付きまといますので、この点の脆弱性を受け入れなくてはいけません。そして、こうしたサーバー管理型の電子マネーの弱点を補ったのが、P2P電子マネーシステムであるビットコインなのです。P2Pというのは、簡潔に述べるとネットワークを分散して利用するシステムのことを指します。

サーバーは、ある一つの場所で管理する媒体でしたが、P2Pを利用すると一つの場所で管理するのではなく分散して管理することができるようになるため、外部から攻撃を仕掛けることが難しくなるのです。

では、ネットワークをどこに分散しているのでしょうか。実は、ブロックチェーンを利用するユーザーのコンピュータに向けて分散しています。極端に述べると、100人が分散型ネットワークを利用するならば、その100人が利用しているコンピュータそのものに外部から攻撃を仕掛けなくてはいけなくなるわけですね。参加する人数が多くなればその人数はより多くなるため、サーバー管理型と比較して外部からの攻撃が非常に難しいことがわかります。

  • ビットコイン…P2P電子マネーシステム
  • 電子マネー…サーバー管理型のシステム

ビットコインの安全性が極めて高いと言われているのは、従来型の電子マネーと比較してP2P電子マネーシステムが上手く機能しているからに他なりません。

ビットコインは初心者でも簡単に入手可能な仮想通貨

ビットコインは、取引所などの取引によって入手するものだと考えている人も少なくありません。しかし、実際には全く異なります。ビットコインの魅力は、初心者でも簡単にビットコインを入手できる点なのです。これは、マイニングという方法を用いることで誰でも簡単にできます。

マイニング…ブロックチェーンに記録を残す作業

マイニングを理解するためには、ブロックチェーンのシステムを理解しなくてはいけません。ブロックチェーンは、ネットワークに置かれている一つの大きな取引台帳のことだと考えればわかりやすいです。既に述べた通り、ビットコインなどの仮想通貨にはサーバーがありません。サーバーがないということは、実際に取引を行うための取引記録をサーバーに残すことができないことを意味します。

つまり、取引記録などのシステムを管理するための場所を、きちんと別の場所に準備しなくてはいけないわけですね。これが、ブロックチェーンの大きな役割の一つです。普通、取引はそれぞれの取引記録を別個に保管していきます。1000円の取引をすればその取引記録を残しますし、2000円の取引をすれば先ほどの1000円の取引とは別の取引記録として残します。合計で3000円の取引があったとは考えないわけです。

ブロックチェーンというのは、こうした別個に取引を管理するのではなく記録を一つの大きなまとまり、つまりブロックとして管理していきます。一つ一つに繋がりがあるものとしてブロックを管理していくため、この技術はブロックチェーンと呼ばれているのです。

では、実際にブロックチェーンを利用するとどのようなメリットがあるのでしょうか。大きなメリットとして、取引記録をユーザー全員で管理することができるようになります。複数の取引記録を一つのブロックと見なして繋がりを持たせるということは、取引に参加しているそれぞれのユーザーが大きな一つの取引台帳を管理していることを意味します。それまでの電子マネーは、中央集権的に特定の誰かが管理しなくてはいけませんでしたが、ビットコインではこの管理そのものをユーザー自身の手に委ねました。

そのため、取引の安全性をユーザーが逐一確認できるシステムになっているわけです。この管理は、ネットワークを通してユーザーのコンピュータに代わりに行ってもらっているわけですから、ユーザーの負担で作業をしていることになります。具体的に述べると、コンピュータの計算能力と計算を行うための電気代をユーザーに借りている状況なのですね。

ですから、このような取引記録の管理や作業を負担してくれているユーザーに対して、システム側からお礼の意味を込めて提供されているのがビットコインという仮想通貨なのです。

このように、マイニングに参加しているユーザーは初心者であってもビットコインを受け取ることができる立場にあることがわかります。ビットコインほど、初心者にとって安全に入手できるものはないのです。

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