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ライトコインとビットコインを比較|埋蔵量・発掘難度・決済スピード

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2022.02.05

ビットコインの弟分的な通貨ライトコインとは?

ビットコインは世界初の暗号通貨として2009年にリリースされ、それに遅れること2年の2011年にライトコインはリリースされました。2017年8月にビットコインは分裂騒動で大きな注目を集めましたが、実はライトコインもビットコインから派生した銘柄です。

キャラクターもビットコインがゴールドなのに対しライトコインはシルバー、このキャラクターデザインに象徴されるようにライトコインはビットコインの弟分のような立ち位置を築いてきたと言えるでしょう。

ライトコインの特徴を紹介するには、ビットコインとの比較を行うのが最も判りやすい方法ですので、ビットコインと比較しながら話を進めましょう。

ライトコインの最大の開発コンセプトは決済速度の向上?

ライトコインは「より実用的な暗号通貨」を開発コンセプトに掲げ開発されました。システムの維持や取引の際に必要な労力を軽減することで、金融インフラとしての普及を狙っているといえます。2011年当時ビットコインの取引承認には約10分の処理時間が必要とされていました。

暗号通貨が日常生活に浸透すればウォレットからウォレットへの小額決済などが急増することが予想され、支払いの承認に約10分を要するのは非実用的だと感じます。

そこで暗号通貨取引に不可欠なブロックチェーンへのハッシュの紐付けを簡易化することで、決済処理に必要な時間をビットコインと比較すると75%減の2.5分にまで短縮し、スピーディーに処理を行うことができる、ビットコインのライト版としてリリースされたのがライトコインです。

ビットコインと比較して埋蔵量が多く半減期のサイクルが長い理由

多くの暗号通貨は過剰供給による取引所などでのチャート下落の予防措置として発行上限を設定しています。ビットコインの発行上限は21,000,000枚、ライトコインの発行上限は84,000,000枚とビットコインの4倍の発行を予定しています。

2017年11月末現在のライトコインの発行枚数は54,088,733枚で、発行上限の約64.4%が発行済みとなっています。さらに発行枚数を制限する「半減期」も設定していますが、このサイクルもビットコインの210,000ブロック毎に対し、ライトコインは840,000ブロック毎に設定されています。

半減期が絡む通貨は取引所でのチャートに影響がでることから、実用的な暗号通貨を目指すライトコインにとって不安定なチャートは望むべき処ではないという意思の表れだといえるでしょう。

発掘難度が低くマイニング業者に負担を強いない理由

既に紹介しましたが、ライトコインはハッシュ値の算出を簡易化し、演算に必要な労力を大幅に削減すると共に取引の承認速度を向上させています。一見投資家には関係なく見えますが、実は投資家にとっても好材料だといえます。

ビットコインよりも取引承認に必要な労力を軽減することで、ライトコインとマイニング業者の関係が良好なものになります。ブロックチェーンのブロックサイズを拡張する新技術であるSegwit(セグウィット)の採用の際も、比較的簡単にマイニング業者の理解を得ることができ他銘柄に先駆けて新技術の実装を実現しました。

積極的に新システムを採用する姿勢は投資家に安心感を与えるため、暗号通貨市場ではプラスに働きます。安心感は初心者の投資家にも判りやすい好材料だといえるでしょう。

このように暗号通貨取引の初心者にでも判りやすい改善を行うためには、マイニング業者と良好な関係を保つ必要があるのは2017年8月のビットコインの分裂騒動を見ても判ります。

ライトコインは投資先として適当な銘柄なのか?

今回紹介したライトコインは2017年11月末現在時価総額ランキング第6位にランクインしています。

アルトコイン最強のイーサリアムと時価総額を比べると約5,032,618,000,000円のイーサリアムに対し約613,808,000,000円と約12%に過ぎませんが、堅実な通貨である印象が強いことから常にアルトコインランキングでは上位にランクインしている優良銘柄だといえます。

初めての暗号通貨への投資先候補には良い銘柄だといえるでしょう。

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