アナタは仮想通貨をどのくらい説明することが出来ますか?

仮想通貨とは?

「仮想通貨ってよく聞くけど、電車のイコカやスイカみたいな電子マネーの事なのかな？デビットカードみたいなもの？」といった話を職場や友達と会話したことはありませんか?

仮想通貨と、電子マネーとの違いとしては、電子マネーは世界中で数えきれないほどの種類があり、日本だけでもたくさんの電子マネーがあります。これには使えるが、これには使えないといったように、電子マネーには限界がありますよね。仮想通貨は世界中と繋がったお金です。

仮想通貨はインターネット上で取引されるお金ですが、電子マネーは現金を電子化してコンピューター上で取引を行います。インターネット上か、コンピューター上かの違いもあります。

クレジットカードや電子マネーのような感覚でショッピング等で利用ができるお金ですが、ドルや円などのように特定の国家の保証を持っていない新しいお金です。クレジットカードや電子マネーは仮想通貨同様に「見えないお金」ではありますが発行している所がその価値を保証してくれますよね。ですが、仮想通貨には保証がありません。

なぜ、誰も価値を保証してくれないお金なのかと言うと、例えば、ユーロというのはユーロ圏内のどの国でも使えますよね。ですが、ドルや円は発行しているその国でしか使用できません。なので、旅行に行く際には手持ちのお金を旅行先の通貨に両替しなければいけないですよね。なぜ両替が必要かというと、主に下記の理由があるためです。

• お金の種類が違うから
• 各国ごとでお金の価値が違うから

上記のような面倒な理由をなくすために生まれたのが、仮想通貨と呼ばれる物なのです。それを一番に考え出したのがあの有名なビットコインという会社です。

初心者さんに、もっと分かりやすく言うと、「仮想通貨とは全世界共通のお金」ということなのです。ですから、「アメリカが保証する」「日本が保証する」「この会社が保証する」ということがないのです。

ビットコインとは？

ビットコインとは、ナカモトサトシと名乗る人物によって投稿された論文に基づき、2009年から使用が開始された仮想通貨の走り出しであります。今では仮想通貨と一口に言っても、1,000種類以上の仮想通貨があります。ビットコインは、「1円」や「1ドル」のように「1BTC」という単位があります。

「ビットコインで大金持ちになった」なんて言っている人がいますよね。どうしてビットコインで「大金持ち」になれるのでしょうか？ビットコインにはビットコインを売買できる取引所があります。円で言う日本証券取引所と同じ機能を持つ場所です。

お金で利益を生み出す方法としては、FXという物があるのをご存知でしょうか？FXとは円やドルの価値の差によって利益を生み出すことを言います。仮想通貨初心者さんがよく、「FXと同じ原理で大金持ちになっている」と勘違いされている方がいますが、少し違います。

初心者さんにも分かるように少し大げさですが、FXの場合だと、1ドル100円の時に1万ドルを買い、1ドル150円になった時に買っていた1万ドルを売ると、1ドル当たり50円の利益が出るので、50円×1万(ドル)＝500,000円もの利益が出ます。

ある国のお金と、ある国のお金の価値の差で利益を生み出すのがFXになります。お金の価値は常に変動しています、ビットコインの価値も変動しています。ビットコインで儲けている人は、FXと似ていますが、ビットコインの価値の変動により利益を生み出しているのです。

ビットコインが始まった当初2010年ごろ、ビットコインは世界に1,470,750BTCほどありました。その当時はピザ2枚を購入するために10,000BTCが必要でしたが、今ではそれほど必要ではありません。

なぜなら、1BTCあたりの価値が上がっているからです。どんどんビットコインを使う人が増え、ビットコインの価値が上がるため、ビットコインを買ったときの価値と、現在のビットコインとの価値の差で大半の人は儲けているのです。FXと比較するとビットコインの方が上がり越しで安定しているので、FXよりもビットコインの方が、初心者の方にオススメです。

仮想通貨の種類、ビットフライヤーとかも仮想通貨？

仮想通貨と言えばビットコインが出てきますが、他にはどのような物があるかご存知でしょうか？ビットコインは時価総額207,000億円もあり、世界で一番流通している仮想通貨になります。ビットコインの他にも仮想通貨はあるのでしょうか？

そして、最近よく耳にする「ビットフライヤー」や「コインチェック」などは仮想通貨ではなく、仮想通貨を買うための取引所になります。

ビットコイン以外の主な仮想通貨

ビットコインの次に流通しているのが、「イーサリアム」という仮想通貨です。イーサリアムの単位は「ETH(イーサ)」です。ユーザーが独自に定義した契約、財産を扱うことができる柔軟性の高い仮想通貨になっています。イーサリアムは時価総額99,000億円で、一番流通しているビットコインとの差が明らかに違います。

3番目に流通している仮想通貨は「リップル」です。単位は「XRP(エックスアールピー)」と言います。

ビットコインは「1BTCで何かを買う」と言うような使い方をしますが、リップルのXRPはビットコインなどとは異なり、「手続きの手数料としてXRPを使う」という使い方になります。通貨の役割も果たすこともできますが、リップルのXRPを誰かに説明するときは、「通貨」よりも「ブリッジ通貨」と言った方がいいでしょう。

ブリッジ通貨とは通貨間の橋渡しとなる通貨で、通貨単位が異なる通貨を送金するためには両替して送金しなければいけませんが、XRPを使うことにより両替を瞬時に行い、世界中どこへでもスピーディーな送金が可能になります。

ビットコインが人気なのは、初心者さんにも比較的簡単で使いやすいため、世界中の人が「手始めにビットコインを使ってみよう」とする傾向にあります。

ビットフライヤーやコインチェックは取引所

良く聞く、ビットフライヤーやコインチェックは、日本の銀行と同じような役割を果たします。例えば、キャッシュカードだけを持っていて、それを現金に換えたい場合は、銀行に行って現金をもらう必要があります。それと同じような感じで、現金を仮想通貨に変えるために取引所という所があるのです。

○○銀行、○○信用金庫などといろいろな取引所があるように、仮想通貨の世界にもビットフライヤーやコインチェックと言った取引所があるのです。

まとめ

仮想通貨初心者さんでも簡単に説明できるようにまとめるとこうなります。

• 仮想通貨はインターネット上のお金
• 電子マネーはコンピューター上のお金
• 仮想通貨はユーロ圏のユーロのように全国共通の便利な物
• 仮想通貨には価値の保証がない
• ビットコインは仮想通貨の中で一番利用されている
• ビットコインの他にイーサリアムやリップルなどいろいろな仮想通貨がある
• 仮想通貨の種類によって使われる用途が違う
• 仮想通貨の価値は常に変動している
• 仮想通貨を取得するには取引所を通さなければいけない

上記の9個のポイントを覚えておいたら、仮想通貨を比較的簡単に説明することができるようになります。仮想通貨の事が分かれば、次は仮想通貨を使い、その次は仮想通貨ビジネスを始めていくことができるようになるでしょう。

一番重要なのは、「仮想通貨には保証がない」ということです。なので、仮想通貨の価値が下がって大損するリスクは十分にあるので、仮想通貨を使う間は、その点だけは絶対に覚えておきましょう。